なぜ単純な運動プログラム(タキザワメソッド)で立ち上がり歩けるようになるのか

タキザワメソッドを5分配分でサーキットトレーニングにしたイメージ タキザワプログラム関連
タキザワメソッドを5分配分でサーキットトレーニングにしたイメージ

#高齢者 #立ち上がり 

このプログラムの元であるPT滝沢恭子氏は市民病院や地域の訓練会、老人病院、老人保健施設等々で一人で驚くほどたくさんの人のリハビリ訓練をこの方法(数人の手伝いはいました)で行い、成果(立ち上がり歩けるようになる)を出しました。ゴットハンドだったからなのかそれなりの原理があったのか。

なぜ単純な運動プログラム(タキザワメソッド)で立ち上がり歩けるようになるのか、それが知りたくて長い間研究に携わってきました。

高齢者が単純な運動プログラム(タキザワメソッド)で立ち上がり歩けるようになる要因

色々な研究やほかの先生方の研究や仮説、利用してきた自分の体験を通して私なりに考え、経験したことをまとめると

  • 単純な器具を使ったプログラムの中に立ち上がるために必要な動作学習が含まれている。
  • 実際に器具を使った運動での運動能力(歩行自立度)は相関している。
  • 軽運動が主体のプログラムであるため、準備や取り付けをしてもらえば自分で運動する(身体を動かす)意欲があれば重症な人や体力が著しく低下した人でも行える。
  • 軽運動でも回数や時間を長く行うことで高負荷の運動と同じような効果が得られる。
  • 自動運動での筋活動や関節運動により廃用症候群の予防効果が得られる。
  • 対称運動や交互運動により脳機能への効果が推測できる。
  • 専門の訓練士や介助者に手伝ってもらって運動できる時間は限られていて、体力低下してしまったら、それ以外にも安全に行える運動プログラムが不可欠である。
  • 認知症などで思考能力が低下し軽作業ができない人でも軽運動プログラムはは比較的続けられる。
  • デイケアやデイサービスでは取り入れることでレクリエーション活動や作業など準備に時間のかかるプログラム時間を減らせる
  • 立ち上がりや立位が取れるようになる人が増えるとケアにかかる時間や負担を減らせる。
  • これから激増するであろう後期高齢者にも対応できて成果が得られる。

高齢者は若年者と比較して筋損傷が大きく、回復に長い時間を必要とします。
大半の高齢者がサルコペニアの状態であることを考慮すると、その後のADLや継続した訓練に影響を与える可能性が高くなります。

高齢者の場合パタコロ等の低負荷高頻度の運動を無理なく継続することも重要になっています。

パタコロ運動で立ち上がるイメージ動画

参考・引用:【高齢者・運動強度】リスク軽減!効果を上げる筋力トレーニングの負荷量設定

【高齢者・運動強度】リスク軽減!効果を上げる筋力トレーニングの負荷量設定 – リハオンデマンド
トレーニング, 筋力訓練, 負荷量|2022.02.26|最終更新日:2023.12.21|理学療法士が監修・執筆していますあなたは、筋力訓練(レジスタンストレーニング)の負荷量設定に関して疑問を持ったことはないでしょうか。

高齢者のタキザワプログラム(メソッド)の改善効果の検定

認知症で問題行動がある高齢者が立ち上がり歩くと厄介なイメージがありますが、立ち上がれることによりケアする側にもされる側にも負担が減るメリットがあります。

これまで行われてきた研究ではプログラム導入による改善効果の検定が行われています。以下はその結果の表です。

タキザワプログラム(メソッド)の改善効果の検定結果
介護依存から自立へ1 シビル出版より引用

結果からはセルフケア、排泄コントロール、移乗、移動の全ての項目に改善効果が表れています。

また75歳以上の高年齢層であっても多くのFIM項目に対して改善効果が表れていることも確認されています。

また、下肢骨折以外にも圧迫骨折や片麻痺、パーキンソン病などの難病、糖尿病、悪性腫瘍、リンパ浮腫等の導入実績が報告されています。

(2000年度実施テクノエイド協会助成研究「高齢下肢骨折患者のADL向上」)

介護依存からの自立1 シビル出版より引用

介護依存から自立へ1の表紙

立ち上がりを維持改善する為にタキザワプログラム(メソッド)をサーキットトレーニングとして取り入れる提案

私の運営していたデイケアではタキザワプログラム(メソッド)のプログラム(運動)をキッチンタイマーを使用して5分から10分で管理していました。

整形外科の医院で元々プーリーは10分行っていた名残りもあってプーリーやこんにちは(体幹前屈)の運動としての机拭き動作も10分。パタパタ、コロコロの運動5分、肋木での立位訓練5分、平行棒内歩行訓練5分という具合に個人個人のプログラム表にチェックを入れながら一通り行っていました。

他にもエルゴもしくはミニサイクルを5から10分、立位が安定してバランスパットの飢えに立てる人はそこで5分などで管理していました。

この方法の良い点は車いす等利用して移乗がしにくい人でも座ったまま器具を付け替えるだけで運動が始められて、介護度の高い人から自立に近い人にも利用できて効果が期待できる点です。

元々滝沢恭子氏が藤沢市民病院に勤めていた時も様々な運動器具をベルトコンベアーのように車いすに乗ってやってきた患者さんが次々と運動して帰っていたのを見ていたのでそのイメージです。

一つ一つの運動を5分にして器具等を回れば(もしくは器具を付け替えれば)サーキットトレーニングになります。

サーキットトレーニングとしてのイメージは

タキザワプログラム(メソッド)をサーキットトレーニングにしたイメージ
タキザワプログラム(メソッド)をサーキットトレーニングにしたイメージ

サーキット‐トレーニング(circuit training)

筋力持久力を養うため、数種の運動を組み合わせ、繰り返し循環して行う訓練法

実際運営していたデイケアでも全部のプログラムが終わって運動したりない人には2巡目をやってもらっていました。

立ち上がり歩くためのリハビリプログラム(タキザワメソッド)に興味を持った人には

ホームに戻るには https://patareha.com

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