#高齢者 #立ち上がり #リハビリ
高齢になってもなるだけ人の世話にはなりたくない、特に排泄に関しては自立していたいという人は多いです。それには自分で立ち上がってトイレに移乗できること、できれば立った状態で下着の着脱や清拭ができることが必要になってきます。もちろん排泄コントロール(尿意、便意がわかりトイレに行こうとする事)も重要です。
その為には自分で椅子から立ち上がれる立ち上がり動作の自立が重要になってきます。
立ち上がり動作に必要な動き(関節等)と筋肉について

立ち上がり動作手順
- 浅く腰掛ける:これには交互にお尻を持ち上げて移動する必要があります。骨盤の挙上には腰方形筋、前に進む為には腸腰筋(股関節を曲げる筋肉)が必要です。もともとの腰かけ位置が深くなければ(膝が十分に曲げられれば)大丈夫です。
- 背もたれから背を離す:骨盤を立てて固定する大腰筋(股関節を曲げる筋肉の一部)を働かせて骨盤を立てて背もたれから背を離すことです。背もたれにもたれかかったまま立ち上がるのは健常な人でも困難です。
- 前かがみになる:体幹を前屈させて前かがみになります私たちが普段腹筋といっている腹直筋や2関節筋の大腿直筋や大腰筋も使われていると思われます。前かがみの角度は30度位。このこと自体でも重心が前方に移動します。
- 踵を後方に引く:足を後ろに引くのには足関節が10度以上背屈して膝が100度以上曲がる関節の動きが必要です。その為には前脛骨筋と膝関節を曲げるハムストリングスの筋力が必要です。
- 足の裏全体で床を押す:できる限り足の裏がしっかり床について重心が踵からつま先まで足底がしっかり着床した状態で体重が足の中心部に乘っていると全体で床を押すことができます。その為には膝関節は110度程度曲がる方がより足趾にも荷重できます。
- 立ち上がる:膝関節が90度以上曲がった状態から0度近くまで伸展させる必要や重心を持ち上げる必要から大腿四頭筋(膝を伸ばす筋力)がかなり必要になりその他、抗重力筋がバランスよく働かないと立ち上がる最中に再度座ってしまう可能性があります。膝も立位を保持するためには最低でも-20度程度まで伸びる必要があります。膝を伸ばす力が足りないと途中で膝折れを起こします。
立ち上がる為のレディメイドリハビリプログラム(タキザワメソッド)と立ち上がり
立ち上がれない時マンツーマンのリハビリではこれらの要因を分析して一人ひとりに最も必要なプログラムを組んでもらえます。しかしながら、マンツーマンで手厚く訓練を受けられる時期を過ぎてしまうと個々の問題点への分析や対応にとられる時間は激減します。そういう時タキザワメソッドは立ち上がり機能を維持回復するのに最適です。
1,浅く腰かけるには対応していませんが座ったまま膝が十分に曲げられないほど深く座らないようにして背もたれにもたれない癖がついていれば大丈夫です。そういう癖にしていると背もたれにもたれっきりにならない,しない習慣を意識しましょう。
2,背もたれから背を離すには後ろに倒れている骨盤を起こすことが必要になります。
3、前かかみになるこの1~3の動作に関してはこんにちは(体幹の前屈)もしくはタオルサンディング(机拭き動作)を行う事で可動域やその動作に必要な筋力が養えます。また起き上がる時には立ち上がる際の体幹の引き起こしの練習になります。
4、踵を後方に引くはコロコロの運動を後方への引き込みを意識して運動することで必要な足関節の背屈の可動域や前脛骨筋の筋力を養えます。足が十分に引き込めていないと足底全体に体重がかからず踵で押すことになり立ち上がれないもしくは立ち上がれても後方にバランスを崩す原因になります。
5,足の裏全体で床を押す立ち上がれない人に良く踵だけで床を押して後方に倒れる人が多いですが踵からつま先にかけて踏み込んでいく感覚はパタパタの運動で再学習できます。また踏み込んで立ち上がる際に足関節の固定する前脛骨筋や下腿三頭筋の筋力も養っていると思われます。
6,立ち上がるのには足の中心から前に重心が移動していて足関節が固定された状態で大腿四頭筋の力で膝を伸ばします。これは座ったまま行う重りを使った大腿四頭筋強化が有効です。膝を90度以上曲げた状態から0度近くまで体重を支えながら伸ばすので十分な筋力が必要になります。
またその時に足底をしっかり地面に固定するための前脛骨筋や下腿三頭筋に力がなくても足が固定できず立ち上がれません。(脊柱管狭窄症等が悪化して足部に麻痺が出ている人も立ち上がれない人がいます)
膝はなるだけしっかり伸展する力(大腿四頭筋)がないと立ち上がっても膝折れが起こる原因になります。ある程度持ち上げると体幹の引き起こす脊柱起立筋や股関節を伸ばす大殿筋が十分に働かないと腰折れや背中の丸まった立位になります。
また立ち上がる為の基本の筋力を維持するためにフレイル予防も重要になってきます。
参考、引用:
立ち上がり動作における膝関節角度および動作速度の違いが足圧分布に与える影響https://cir.nii.ac.jp/crid/1390001205527747328
立ち上がり動作を容易に行うために必要な足関節背屈可動域は 10°以上と言われています(森田 智美ら,『立ち上がり動作を容易に行うために必要な足関節背屈可動域の検討 ―床反力,股関節屈曲角度に着目して―』理学療法―臨床・研究・教育,19:23-26,2012)。2021/02/10https://www.jstage.jst.go.jp/article/ptcse/19/1/19_1_23/_pdf
運動分析学 → 立ち上がり動作時の大腿四頭筋張力 https://square.umin.ac.jp/haru-labo/kine/chair_rise.html
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