#高齢者 #リハビリ
タキザワ式リハビリとは、創動運動を中心にした高齢者向けリハビリの考え方です。強い負荷ではなく、軽運動を反復することで立ち上がりや歩行能力の維持・改善を目指します。後期高齢者や廃用症候群にも対応しやすい特徴があります。
高齢者のリハビリは「頑張る」だけでは続かない
高齢になると、
- 立ち上がりに時間がかかる
- 歩行が不安定になる
- 活動量が減る
- 廃用症候群が進む
といった問題が起こりやすくなります。
しかし実際には、強い運動や長時間の訓練を継続することが難しい方も少なくありません。
そこで重要になるのが、「安全に継続できる運動」です。
タキザワ式リハビリ(タキザワメソッド)は、軽い運動を繰り返しながら、立ち上がりや歩行につながる身体機能の維持・改善を目指す考え方です。
タキザワ式リハビリとは
タキザワ式リハビリは、高齢者や身体機能が低下した方でも取り組みやすいリハビリ方法です。
特徴として、
- 座位中心で行いやすい(車いすや椅子に座ったまま器具を取り付ければ移乗しなくても運動できるので転倒の危険がありません)
- 単純な動作を繰り返す
- 高頻度で実施しやすい
- 後期高齢者でも参加しやすい
- 立ち上がりや歩行につなげやすい
といった点があります。
「強い負荷をかける」よりも、「安全に繰り返せること」を重視している点が特徴です。
なぜ軽い運動でも改善が期待できるのか
立ち上がりに必要な動作を繰り返しているから
立ち上がるためには、
- 足を引く
- 身体を前に倒す
- 足へ体重を乗せる
- 重心を前へ移動する
といった複数の動作が必要です。
タキザワ式リハビリでは、これらを単純な動きとして繰り返し練習します。
筋力だけではなく、「立ち上がるための動作」を学習している側面があります。
軽い運動だから反復しやすい
高齢者リハビリでは、継続できることが重要です。
強い運動は、
- 疲労
- 痛み
- 拒否感
につながる場合があります。
軽運動であれば、無理なく回数を重ねやすく、活動量の確保にもつながります。
自分で動かすことが重要
介助だけで身体を動かす(他動運動)のではなく、自分自身で参加することも重要です。
小さな動きでも「自分で動かそうとすること」が、身体機能の維持につながります。
創動運動とは
タキザワ式リハビリの特徴の一つが「創動運動」です。
創動運動とは、動かしやすい側の力を利用しながら、
動かしにくい側も一緒に動かしていく方法です。
麻痺や筋力低下があっても、できる範囲で身体を活性化させやすい特徴があります。
創動運動について詳しく知りたい方はこちら https://patareha.com/sodo-undo/

福井國彦先生の麻痺の回復についての論文はこちら https://www.jstage.jst.go.jp/article/brj/3/1/3_1_27/_pdf/-char/ja
創動運動が高齢者に向いている理由
創動運動は、
- 一人でも行いやすい
- 小さな動きでも実施できる(介護保険でいう自立、要支援、要介護に関わらず運動できますが自発運動がないうちは自動介助という手助けが必要です)
- 反復しやすい
- 座位中心で安全性を確保しやすい
という特徴があります。
特に後期高齢者では、「無理なく続けられること」が大きなメリットになります。
タキザワ式リハビリは海外でも紹介されている
タキザワ式リハビリは、英語では「Takizawa Method(タキザワメソッド)」として紹介されています。
これまでにも複数の国で国際学会発表が行われ、
高齢社会への対応をテーマに研究や情報交換が進められてきました。
私自身も国際学会で発表に参加し、
高齢者リハビリについて意見交換を行ってきました。
高齢化は日本だけの問題ではなく、海外でも大きな課題となっています。
そのため、高齢者でも継続しやすいリハビリの考え方として、共同研究や紹介が行われています。
「ゆるリハビリ」という考え方
タキザワ式リハビリは、「頑張りすぎないリハビリ」とも言えます。
高齢者リハビリでは、
- 強い負荷
- 厳しい訓練
- 長時間運動
だけが正解ではありません。
短時間でも、軽い運動を継続することが重要になる場合があります。
この「ゆるリハビリ」という考え方は、後期高齢者や廃用症候群の予防にもつながります。
実際に行われる主な運動
パタパタ運動
足踏みのような動作を繰り返し、下肢の動きや重心移動を促します。
パタパタ運動について詳しくはこちら https://patareha.com/pata/

コロコロ運動
足を引く動作を反復し、立ち上がりに必要な下肢操作を練習します。
コロコロ運動について詳しくはこちら https://patareha.com/koro/

こんにちは運動
体幹前傾を繰り返し、立ち上がり時に必要な前傾動作を練習します。
こんにちは運動について詳しくはこちら https://patareha.com/kontiha/

プーリー運動
腕の動きや体幹の機能を維持します。
膝を伸ばす運動(筋力増強)
立ち上がる為の膝の伸展力を保ちます。
立位・歩行練習
座位運動だけで終わらず、実際の立位や歩行へつなげていきます。

後期高齢者に向いている理由
タキザワ式リハビリは、特に後期高齢者に適している面があります。(もちろんけがや病気で歩行機能が低下した方にも有用です)
- 強い負荷が不要
- 車いすでも参加しやすい
- 短時間でも実施できる
- 集団実施しやすい
- 廃用予防につながる
また、「頑張りすぎない」という点も継続しやすさにつながっています。
現場ではどのように行われていたのか
実際の現場では、複数の運動を順番に行うサーキット形式で実施されることもあります。
リハビリカードに運動メニューを表にしてその日行った内容をチェックするだけにしておくと管理しやすいです。
- 数分ごとに運動を切り替える (5分毎で切り替えても疲れた人は無理をさせない)
- 座位中心で安全性を確保する(移乗が困難な人は車いすのまま器具を付け替えるだけで運動できます)
- 多人数でも実施しやすい特徴があります。
- 器具を交代したり、順番に回ることで、同時に複数人が運動できます。
という特徴があり、高齢者施設などでも導入しやすい方法でした。
こんな方に向いています
- 立ち上がりに不安がある
- 歩行能力を維持したい(パタとコロの運動は歩行自立度と相関しています)
- 廃用症候群を予防したい
- デイサービスで運動したい(運動スペースの無いところでも運動可能、パタコロ、体幹前傾、膝の伸展運動はテーブルサイドでも可能)
- 高齢でも安全に運動したい
という方に向いています。
廃用症候群とは詳しくはこちら https://patareha.com/haiyou/

この方法で歩けるようになった人の感想はこちら https://www.youtube.com/watch?v=oGYLDuyP9WE
まとめ
高齢者リハビリでは、「強い運動」よりも「安全に継続できる運動」が重要になる場合があります。
タキザワ式リハビリは、創動運動を中心に軽運動を反復することで、立ち上がりや歩行能力の維持・改善を目指す考え方です。
特に後期高齢者では、無理なく継続できることが大きなメリットになるでしょう。
タキザワ式リハビリのすすめ方に関してはこちら https://patareha.com/takizawa-method-susumekata/

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ホームに戻るには https://patareha.com/



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