健康寿命をのばす為にー適度な運動習慣は必須です手軽な運動で良いので続けましょう

立ったまま陽気に笑っている高齢者のイラストです 経験からリハビリのコツをアドバイス
運動を続け活動的なことが寝たきりを予防するイメージの 図

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年齢を重ねても自立した生活ために何が必要でしょうか?まず一番言あげられることは健康であることでしょう。健康であれば、自分のことばかりではなく人の面倒を見ることもできるし、自由に暮らせます。

高齢になっても健康寿命をのばす為には

そのことから、よく言われるのは健康寿命をのばして寿命との差をなくすこと、もしくは少なくすることです。

健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことをいうそうです。、2019(令和元)年の健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳だそうです。

健康寿命をのばすためには

  • 生活習慣病をできるだけ予防すること

その為には定期的な健康診断を受けて、適度な運動習慣を持ち、栄養バランスに配慮した食生活、禁煙が推奨されています。

  • 健康寿命をのばすことを阻害する要因を予防すること

脳血管障害認知症、加齢による虚弱転倒による骨折、運動器の障害(腰痛、変形性関節症など)、老人性の鬱などの要因の予防があげられます。

現役で働いていたり、子供の世話など忙しいときはなかなか難しいことですが、現役を引退したり、セミリタイヤでも自分に使える時間が増えてきたら、今後の自分のために取り組む時間を増やしてください。私も取り組み中です。

高齢になっても適度な運動習慣の維持をしましょう

理学療法士として、アドバイスできることといえばやはり適度な運動習慣の維持が主になります。適度な運動は血流を改善し、血液データの改善につながります。また心肺機能を強化し、高血圧の改善し生活リズムの獲得やストレスの軽減などの効果があり、これにより健康寿命を阻害する要因の予防に役に立ちます。

なぜ運動習慣に適度がつくかといえば、ついつい若いころのイメージで頑張ると今の年齢や身体の状態からすると過度な運動になってしまうことが多いからです。デイケアに来ていた高齢で昔に運動経験のある方は昨日のことのようにこれだけ歩いていた、運動していたと語る方が多いですがよくよく聞いてみると半世紀以上前の話ということがよくあります。

気持ちはわかるのですがそのイメージで急に運動(スポーツ)や山登りや早歩きなどの歩行をすると現状からすると過度な運動になり、痛みが出て逆戻りもしくは後退してしまう人も多々いるからです。軽めの運動から徐々に身体の声を聴きながら運動を増やしましょう。

とくに関節疾患のある人は関節や骨に負荷がかかりすぎると関節炎を起こしてしまい逆効果になることがあるので、主治医や理学療法士に相談しながら行う方が安心です。先ずは準備運動として少しずつ普段の運動や歩行量を増やして痛みや腫れが悪化しないか確認しながら行ってください。

デイケアの利用者さんでの経験からすると少なくとも0.5~1㎏位の重錘バンドをつけての運動が苦もなくできるようになってからの人の方が関節の痛みが再燃することが少なかったです。

また年齢が上がっても運動に効果があることがわかっています。高齢者でも適切な負荷の筋力トレーニングを継続することで、筋力増強の効果が得られるといわれています。

一般的に筋力トレーニングの高い効果を得るためには、高強度の負荷を筋肉に与えて筋力トレーニングを行うことが有効であるとされていますが、高齢者の場合は、筋組織が若年者に比べると傷つきやすく、病気や怪我、関節の痛みなどにつながるリスクがあります。そのため、高齢者の筋力トレーニングでは、個人に合った負荷強度でトレーニングを行うことが大切です。運動しなきゃと思った時が始め時です。

散歩やラジオ体操ができるならそこから、残念ながら立ち上がることや立っていることが不安定になっている人は座ったままから安全に行える立ち上がりや歩行のための準備になるタキザワプログラム(メソッド)から始めましょう。

参考・引用 

公益社団法人 日本理学療法士協会 理学療法ハンドブック シリーズ1 健康寿命https://www.japanpt.or.jp/about_pt/asset/pdf/handbook01_whole_compressed.pdf

公益財団法人 長寿科学振興財団 健康長寿ネット 高齢者の筋力トレーニングの効果https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/kenkou-zoushin/kinryoku-training.html

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